2012年2月4日土曜日

しらちゃん日記:アメリカの共和党大統領候補が2人ともフランス語ができてとんでもない話になっているという(笑)

<img src="cid:logoimg0" width="120" height="161" border="0" alt="20120202" hspace="5" class="pict" align="left" />ミット・ロムニー(64歳、手前)とニュート・ギングリッチ(68歳、後ろ)が共和党の大統領候補として激戦を繰り広げています。本日の『朝日新聞』にふたりの経歴が載っていて、ギングリッチがヨーロッパ史で博士号をとって准教授になったとあり、興味があったのでネットで調べて見ました。

そしたら変なニュースを見つけた。なにこれ。「自分自身のあきらかなフランス語の流ちょうさにもかかわらず、フランス語を話したロムニーをニュートが攻撃」ですと。

The Daily Caller 2012/1/12 Newt hits Romney for speaking French, despite his own apparent fluency

ギングリッチは1971年の『1945年から1960年のコンゴにおけるベルギーの教育政策』という博士論文でフランス語の資料を大量に利用しているだけでなく、ベルギーで関係者にインタビューしている---何語を使ったのかは不明だがベルギーの公用語はフランス語・オランダ語・ドイツ語---とのこと(フランス語でインタビューしたと考えるのが妥当でしょう)。で、どうしてフランス語を話すことがいけないのかさっぱり私には理解できず、さらにネットサーフィンをしたら、ありました。

Yomiuri Online 2012/2/1 米大統領選における宗教問題

国際化していないアメリカの保守的な町ではフランス語を話すことは「エリート臭い」ことで、これを攻撃の材料にできるわけですね。ところで、どうしてロムニーがフランス語を話すかというと、彼はモルモン教徒でフランスで布教経験があるかららしい。

一般人どころかビジネスマンや知的エリートでも外国語がてんでだめなアメリカで、大統領候補争いをしている保守的な共和党の2人がともにフランス語ができるなど、アメリカ合衆国始まって以来の珍事です。実際、今回のドタバタは珍事以外のなにものでもないですが(苦笑)。

ニュースの意味がわからず他のニュースを読んで、きょうはお勉強になりました。じゃんじゃん。

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