2012年3月13日火曜日

なぜ人は結婚するのか

初めまして。
 早速ですが、どの国にもどんな文化にも必ずと言っていいほど結婚と言う制度(概念)が存在します。なぜこの制度があるのでしょうか?皆さんの意見をお聞かせください。。。

結論から言えば「自然淘汰」であろうと思われます。

結婚しない(子を産まない)と人は増えませんから、
したがって結婚の習慣のないグループはどんどん数が減少し消滅する可能性が高くなります。
結果的に結婚という習慣のあるグループだけが生き残り、
生き残っている文明はことごとく結婚の習慣(概念)を有するというわけです。


>>2
横から失礼します。

結婚をしなくとも、つまり夫婦の関係にならなくとも子供は作れると思います。
なぜ子供を作った男女が夫婦の一つの家庭となる結婚と言う制度が、全世界的に広がっているのか。
という問いだと思ったのですが、もし違っていたら申し訳ないです。

上記のように考えた場合の私の考えとしては、所有を明示するためではないかと。
生物の本能として自らの血を残そうとした場合、敵対勢力(自分以外の同性)に子を産む母体を取られては血が繋がりません。
よって、他者に伴侶を取られないようにするための制度であり、それ以外で所有を明示する方法が無かったからではないかと。


と、言うよりも 人間は弱い生き物で、子供も非常に未熟な状態で生まれてくるわけで
さらに子供を生む母体にもかなりの労力が必要になってくるんですわな
結果的に子孫を保護するためには出産のリスクの無い男が自分の出来る範囲内で守るのが効率的だったんでないかね

だから一夫多妻も有るし、その逆だって有るじゃない

んなもんだから、敵(他の雄)からの隔離って意味も有ったんだろうけど、それ以上に保護って意味合いが強かったんじゃないかな

ってのが初期の動機で

文明が発達してからは良く分からない

現在だったら、制度的に結婚した方がお得だったり、精神的な愛だのなんだのの確認って意味もあるし、社会的な立場で結婚するってのも有ると思う


>>3
おっしゃる通りで、夫婦でなくとも子は作れます。
その部分に対する回答も考えたのですが、うまくまとめられなかったので、
ひとまず自然淘汰の形で固めて、指摘があったらあらためて回答しようと思っていました。
が、確かに少々的外れな回答であったようにも思われ、
本質にいたるのに回りくどい過程を踏んでしまったかもしれません。

考えるに、動物(人間の対義語として)の段階から、
メス(女性)をめぐってオス(男性)同士は争ってきたわけで、
オスはメスに対する所有願望(他人に取れられたくない)があり、
メスはメスで優秀なオスの遺伝子を残したいので、同じくオスの所有願望があるものと思われます。
(このあたりはhajime氏の所有明確論と発想を同じくします)
互いに所有願望があるため、ともにいる時間が長くなる。

さらに人間が居住の形態をとり始めると(あるいはもっと以前から)、
交尾に始まり、餌の調達や住居の関係、外敵からの防衛、
子育て(これについては後述)などの面で共同生活が合理的であり、
こうしたものが「結婚」や「家族」形態の始まりなのではないかと思います。

さらには、両親二人が共にいれば、交替や役割分担などで子育てが容易です。
自然淘汰の関係から両親ともに子に対しては強い愛情を抱くはずで、
そういった面も同棲を始めた理由かもしれません。

こうした原始時代の同棲生活が、文明に入っても継続されるとともに儀式化、発展し、
それが依然合理的であったため多くの文明で長らく維持されてきたのではないでしょうか。


私は短い詩のようにどのくらい

また文明生活として忘れてはならないのが、財産の関係ですね。
初期の段階では財産の所有者は明確にはされていなかったでしょうが、
それを巡る争いが起こるのは当然の成り行きですし、そうなれば所有の明確化が集落で定められるでしょう。
それにともない所有者の死後の財産の行き先なども定められるはずです。
基本的にどの文明でも近親者が受け継ぐケースが多いように思われますが(そうでもないのかな?)、
そうすると、必然的に親族関係の厳密化が起こります。
結婚の厳密化・制度化もその一つでしょう。

結婚という制度は、こうした生存的なものから文明的なものまで、
複数の要因が積み重なって形成されたものではないかと思います。


有性生殖である以上は、
「つがいを作る」ところまでは生物的な流れで当然なのでしょう。

で、何故結婚という制度が生まれたのか、については
人間が社会という「群れ」を維持するためだと考えます。

オスにしろメスにしろ、
基本的には自分の遺伝子を最も優秀な相手と掛け合わせて広範囲にばらまきたい欲求がありますが、
それをそのまま実行するとボス猿が全てのメスを独占する猿山社会となります。

しかし、人間の場合単純な腕力以外の要素も群れを維持発展させる要素となります。
そのため腕力に優れた者だけを繁殖させる方法は不合理です。

また、道具を使用するようになった人間は、争いがそのまま殺し合いになってしまうので
男達が共同で仕事(狩り・農耕・外敵との戦闘)をしなくては群れが維持できない以上、
頻繁にメスを巡って仲間同士殺し合うわけにもいきません。

そのため、「群れで何らかの仕事(評価・価値)を得ている者」は、結婚という形で
一人(地域によっては複数)の異性を占有できる宣言』が出来るようにした、のではないでしょうか。
キリスト教で結婚が神の元宣言されるのも似たような意味があるのではないでしょうか。

「こいつは俺のつがいだ!それを取る奴は 神(群れの共通ルール)に背くことになるんだぞ!」
「OK了解。その代わり、つがいは一人につき一人だけだ。神(群れ)が決めたんだからな!」

というような意味合いを持っているのだと思います。

子育てのためでも、雄と雌単体の都合でもなく、
複数の異性が同一の環境で生活・繁殖しなくてはいけない、
それを解決する方法が結婚という宣言なのだと考えます。


子育てのしやすさ、安定した繁殖という点を考えれば、平安時代まで続いていたという母系社会が極めて理想です。
オスにはのびのびとすきなところへ行き、メスは集まって子を育てる。ライオン社会のようですが、効率のいい子育てが期待出来ます。このような環境であれば、安定した繁殖という点において結婚という制度は求めらることはない。必要ない。

その後の父を主とした家というものを尊重する時代では、家の存続のために求められた制度であった。
働き手を確保する。後継ぎをつくる。などが結婚という制度によって守られた。

そして現代において、結婚という制度は何によって求められるかといえばやはり法治国家ということではないだろうか。
国民の利益、権利を明確にする。

また、国としてはその制度によって国民を管理しやすいということがあるだろうか

個人的には単に独占したいがための手段でしたが。。


子育てのしやすさ、安定した繁殖という点を考えれば、平安時代まで続いていたという母系社会が極めて理想です。
オスはのびのびとすきなところへ行き、メスは集まって子を育てる。ライオン社会のようですが、効率のいい子育てが期待出来ます。
このような環境であれば、安定した繁殖という点において結婚という制度は求めらることはない。必要ない。

その後の父を主とした家というものを尊重する時代では、家の存続のために求められた制度であった。
働き手を確保する。後継ぎをつくる。などが結婚という制度によって守られた。


あなたが心からホステスになるに招待されてい

そして現代において、結婚という制度は何によって求められるかといえばやはり法治国家ということではないだろうか。
国民の利益、権利を明確にする。

また、国としてはその制度によって国民を管理しやすいということがあるだろうか

個人的には単に独占したいがための手段でしたが。。


これいったら終わりかもしれないけど
「暗黙の了解」
みたいなのじゃないのかな?

でも、子孫を多く残す、子供を育てる負担を少なくする、という意味であれば、乱交パーティーよろしく、男女数人ずつのグループを作って育てたほうが、理にかなってますよね?

記憶があいまいなのですが、共産主義の主張で、結婚というのは、女性を男性が所有する(あるいは、その逆。男性を女性が所有する)形になるので、否定されるべきで、共有化(つまり、誰が誰の妻、夫というわけではなく、誰と性交してもかまわない)されるべきだ、というのがあると聞いたことがあったような気がします。

また、地方によっては「夜這い」という風俗があったことが赤松啓介という民俗学者によって指摘されています。
(専門ではなく、他の書物をあたったりした訳でもないので偏った視点になってしまいますが、でも面白いと思います。)

しかし、実際の話をすれば、多くの人はこのことに生理的な嫌悪感を持つ人がおおいんじゃないかなぁ、と。
だから、「自然淘汰」とは違った、もっとこう本能的な、生理的な部分で、理由があるんじゃないかと思います。

あー、一応、一番最初で「理にかなってますよね?」と発言した部分に対して、反論が来るかもしれないので先に挙げておくと、「競い合うことでよりよい遺伝子が残るから、グループなんて作ってしまわないで、ペアになるほうがいいんだ」というのがあるかもしれません。
けれど、競い合おうがなんだろうが、遺伝子は変化しません。(ダーウィンの時代はまだ遺伝子が発見されていなかったので、努力した分も次の世代に受け継がれる、とされていましたが。)
グループを作ってそのなかでより多くの個体を発生させたほうが、(少なくともペアで発生させられる遺伝子を含んでいるので、)よりよい遺伝子が出てくる可能性が高いです。
もちろん、「よりよい遺伝子が出てくる可能性もあるけれど、そうでない遺伝子もたくさん生まれてしまう」という反論もくるでしょう。
しかし、それこそ「自然淘汰」ですよ。
争いが激しくなるのなら、それこそ優秀な遺伝子が残りやすくなりますよね?


進化論的な意味で、社会史上にも自然淘汰はあったと思います。
ふらふらと流れ歩いて方々で子供を作ってるだけの集団(それを集団と呼ぶこと自体多少むりがありますが)は、結婚そのた社会形態をいろいろと組織する集団に比べて、存続しにくい。
人間の世界は必然的に社会秩序に向かい、アウトローは少数派でしかありえない。
誰しも内なるアウトローを多かれ少なかれもっていますが、それも生活の綻びとなって現れたり、隠されたりする外はない。
結婚ということに関しても、そういう道理のひとつの形に過ぎないのではと思います。

現代は離婚率が高くなっているとか、不倫が増えているなんて見方もありますが、昔は不倫が即死刑だったり、いろいろと厳しかったから見た目は秩序が保たれていたし、その分、陰では昔のほうがよっぽど気ままで放埓でした。
それもまた道理だと思います。


有名な短い詩では、どのように感じる誰かに指示する

こんにちは。スレ主です笑"

 私の問いかけとしては、hajimeさんの言うような「なぜ全世界に(付け加えるとすれば結婚制度が発生して以降の全時代にも)広がっているのか」ということです。皆さんの意見を拝見して思ったのですが、確かに子どもの問題とねヴらすとさんの言うような財産の問題というのは結婚という制度を考える際には重要だと思います。しかし、現代には子どもを作らない夫婦が多くいます。事実婚というケースも増えてますしね。このような場合、子どもも財産相続も関係ないものとなりますが、こういった子どものいないカップルが籍を入れる理由についても、意見をお願いしたいと思います。
 
 また、日日紀さんのコメントについて

>>で、何故結婚という制度が生まれたのか、については
人間が社会という「群れ」を維持するためだと考えます。

とありますが、「群れの秩序を維持する」というのを付け加えさせてください。これは労働力としての人員を維持するということも言えるでしょうが、これまでの歴史の中で、あの人は誰々の娘さんで、あの人は誰々の夫でという風に、人間が家族や結婚と言う概念を大切にしてきたという事実があります。この事実と言うのは、群れを構成する個人が、その群れの中でどのような身分であるかといった、役割やその個人のイメージのようなものを付与していると考えられます。
また、生まれてきた子どもにとっても自分の親が誰であるかというのは非常に重要な問題であって、これは自我の問題にも直結します。自分が社会の中においてどのような存在であるかというのは、社会で生きていく上で必要なのは言うまでもありません。
単なる群れを維持する目的ならば、乱婚状態でも良いわけで、そうすれば労働力をたくさん増やせます。
しかし、このような家族や夫婦の概念が、社会の中で普遍的な概念として存在している以上、乱婚状態ではこの概念そのものが破綻してしまいます。
社会の中での普遍的な概念が破壊されれば、そのまま秩序もなくなり、社会として機能しなくなるわけです。
私が「秩序」と言う言葉を用いたのも、この「秩序」の維持こそが結婚のもつ意味であるからです。
つまり、新しく生まれた子どもが、一体誰の子どもであるのかというのがわからなければ、それぞれの持っている家族の形態の概念と言うものはもはや皆無であり、秩序は維持できません。そこで「結婚」をして戸籍に登録するなり、昔であれば挙式をあげるなりをして、社会に夫婦であることを認めさせ、その間で生まれてくる子ども(労働力)の世話を負担することを約束する。こうやって家族という概念も生まれてきたのではないか、というのが私の意見です。

時間があまりなく、拙い文章で申し訳ありませんが意見があればご指摘頂けると幸いです。


私はまず、
人は先見的に継続的なパートナーを欲する
ということを現象として認めていいと思います。

1プラトンの『国家』において、結婚を認めない制度が理想として描かれています。
 争いごとの元になる「自分のもの」という考えを否定する徹底的な共産主義では、
 「自分の配偶者」「自分の子供」を持ってはならないのです。
また、
2西洋文明がアメリカ大陸に渡ったとき、結婚制度のない部族があったそうです。
 しかし、おきてを破ってまでつがいになるものが後を絶たなかったらしい。
 (これは作り話かもしれませんが・・・)
3現在、フランスやオランダなどで家族制度が問題になっています。
 そこでの議論を見ると、社会が持続するための家族の機能として、
 精神的安全の保証、子供の養育があげられるそうです。
 それを保護するために、同姓愛婚もよしとする考えもあります。
 参考 

世には不倫を例に人の性が解放されるのが本来の姿という話もありますが、
これらを鑑みると、
継続的なパートナーを欲するのもまた、制度以前の人の本性であるといっていいと思います。


PS.これを所与として、
進化モデルを考える方法もあると思います。(動物のアナロジーは論外として)
しかし他の感情と同様、生産的なモデルはおろか、政策的なプロパガンダすら
到底提示できないでしょう。


>>13
asaさん書き込みありがとうございます。

>私はまず、
>人は先見的に継続的なパートナーを欲する
>ということを現象として認めていいと思います。

 私の疑問としては、先見的に継続的なパートナーを欲するといった本能的な性的欲求だけでは、起源は説明できても結婚制度そのものについて説明できないような気がします。愛し合う者同士がただイチャイチャするだけならば結婚は必要ないからです。

>世には不倫を例に人の性が解放されるのが本来の姿という話もありますが、
>これらを鑑みると、
>継続的なパートナーを欲するのもまた、制度以前の人の本性であるといっていいと思います。

 つまり、その本性が多くの人間にあるからこそ結婚制度が出来たということですか?


古今東西、多様な結婚制度があるわけですが、
その中で共通するものとしたら、それぐらいしかないんじゃかなと思ったんです。

フランスの学者、レヴィ=ストロースによると、
「結婚とは、(女性の)交換」らしいです。

これは、インセスト・タブー(近親相姦の禁止)が
人類のすべての文化で見られることから導き出すことができます。

まず「交換」というものをよく考えてみる必要があります。
たとえば僕らの身近には「お金」というものがあります。
お金は、いろんな物や、情報などと「交換」できる。
でも、無人島や他の惑星に行ってしまえばお金は「ただの紙切れ」です。
つまりお金は「価値があるから交換できる」のではなく
「交換できるから価値がある」のです。

その時、交換の媒体になるお金には、他に使い道がない方が良い。
たとえばお金がおいしい海苔で出来ていて
それでおにぎりをにぎって食べてしまう人が続出してしまったら
交換が成り立たないですから。

インセスト・タブー(近親相姦の禁止)もこれをと同じ原理で、
「婚姻」という交換システムを成立させるためには
同じ集団(男性)のメンバーの間で
交換の媒体となる女性の価値が閉ざされる必要がある。
それがインセスト・タブーという制度になって現れるわけです。

実際、インセスト・タブーには
世界中でいろんなバリエーションがあるらしいのですが
それはその社会における「交換のしかた=婚姻形態」のバリエーションと
ネガポジのような関係にあるようです。

言い換えれば、「親族」というのは、女性を媒介とした
コミュニケーション(交換)のシステムだ、ということです。
(男が「交換の主体」で、女が「交換の対象」になるのは、女性差別ではなく
男は子供を産まない=交換物としての価値がないからだそうです。)

簡単に端折って説明してしまいましたが
詳しく知りたい方は「はじめての構造主義」(橋爪大三郎/著)
などを読んでみて下さい。

この場合、交換自体に目的があるわけではなく
交換=コミュニケーションそのものが社会の形を規定する
つまり、「人間は交換をする生き物」ということのようです。

しかし現在では事実上、結婚しなくても家族同士の付き合いが発生したり
同棲生活をし、お互いが深いコミュニケーションをとることもできます。
昔だったら結婚によってしか成立しなかった「交換」の多くが
結婚を通過しなくても成立可能なわけです。

そういう意味で「婚姻」というのは
「現在に取り残された過去」
のようなものになりつつあるのかもしれません。



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